前回記事はこちら↓
さて、内容がタイトルに追いつきました。
これからコーヒー編です。
今回、旅行代理店には、予めコーヒー農園訪問を旅程に組み込んでもらいました。
そして勿論、要望の一つとして、「生豆を購入したい!」と連絡していました。
なぜ、もう少し厳しく念押ししておかなかったのか…。
そう、アレンジしてもらったツアーは、あまりにも期待とかけ離れたものでした。
“農園”にしてはオサレすぎる入り口。
この、Arusha Coffee Lodgeは、地元を代表する高級リゾート施設だったのです。
宿泊施設も完備しており、料金は1泊数万円(!)
そして、更に痛いことに、生豆販売していない。
焙煎豆は250gで$15!スタバ以上です。
なぁ、産地直売の意味、わかっとるのか?
違うのだ、自分が求めていたのはこういうんとちゃうのだ…。
と、自分が甘かったはいえ、だいぶ落ち込みました。
とはいえ、コーヒー農園の見学は初!
しっかり勉強させてもらうことにします。
今回、農園を案内してくれたのはNassoro氏。陽気なタンザニア人です。
良かったのは、マンツーマンでガイドがついてくれたこと!
自分のペースで落ち着いて回れました。
Arusha Coffee Lodgeは、100エーカー(400,000㎡)の農園を所有しています。
元々1900年くらいにドイツ人が開いたそうです。
↓がコーヒーの木の苗です。9ヶ月間ほど、室内で育てられます。
これが生長した苗。外の畑に植えられます。
こんな感じで、きれいに植えられています。
コーヒーは直射日光に弱いので、それを防ぐための木(シェードツリー)が植えられています。
こちらがコーヒーの木の根元。ずいぶん太いです。
長いと70年ほど生きるそうですが…これはかなりの高齢ではないでしょうか。
コーヒーの質を保つために、不要な幹を間引いています。
コーヒーは虫や病気にとても弱い植物です。
これは病気(さび病)にやられた葉っぱ。
感染を防ぐために、Copper One Oxideという化学品を散布しています。
病気にやられてしまうと、このような無残な姿に…。
こちらは比較的健康な木ですね。
こちらが実、コーヒーチェリーです。
収穫期は8月で終わりなので、商品にはならないやつです。
皮をむいてみると、コーヒー豆が!
通常、一つの果実に、2つの豆(タネ)が入っています。
ヌメリがあり、そのへんが果実です。若干甘く、酸味は無いです。
コーヒーの生豆は、とっても硬いのですが、それは乾燥後だからのようで、採れたてのはとても柔らかく、すぐ潰れます。
なお、10月は開花の季節!
このように、白く美しい花を咲かせます。
開花はたった5日ほど、桜よりも貴重です。
この瞬間に立ち会えて良かった!
やっと登場、Nassoro氏(笑)
サンプルロースター(電気式)で焙煎してくれます。
こちらは焙煎と挽き目のサンプル。
New England Roastなど、見慣れない名前もあります。Medium Roastぐらい?
タンザニアは、独自のコーヒー抽出方法は無いように思います。
大抵、フレンチプレスです。焙煎したてのコーヒー!
これが本当の、From Seed to Cupですね。
仕事を終え、立ち去ろうとするNassoro氏に、愚痴りだす一人のコーヒーオタク。
ま「実はさー、今回の旅の目的は、生豆を調達することなんだよね。それがさぁ、こちらの農園では生豆を売ってくれないというのだよ。それだととてもなんというか非常に(略)」
N氏「わかった!これだけなら内緒でやる!」
ピーベリーGET!
色々文句を言いつつも、とても充実したツアーでした。良かった!
まだまだ続く!
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