インド式のコーヒーを淹れて飲んでみた



このUAEという国では、インド人との関わりなしでは仕事になりません。

お客さん、業者さんなど、全ての取引先にインド人がいます。

それもそのはず、インド人はUAE人口の5割を占めるほどのマジョリティです。

歴史的にも、UAEとインドは、同じイギリス領であったことから、19世紀頃より深いつながりがあったそうです。

日本が潰した真珠貿易とかね。

 

先日、そんなインド人のお知り合いの一人から、こんなもの↓をもらいました。

インド式コーヒーフィルター

 

 

インド式コーヒーカップ

 

 

インド式コーヒーパウダー(大量過ぎ)

 

わざわざ帰国時に買ってきてくれたとのこと(涙)

 

インドは、チャイの方が有名ですが、コーヒーでも世界5位の大産地です。

特に、南インドの一部の地域では、一日の始まりにコーヒーを飲まないと一切行動しない民族がいるのだとか…。
(インド人談。うそつかない。)

 

で、どうやって淹れんの?

と、いうことで、インド人が送ってくれた動画がこちら。
インド美人さんが教えてくれます。

 

弁当箱でもカレー皿でも何でもそうですが、インド人はステンレス食器を良く使いますね。宗教的にも、衛生面でも、重用されているようです。

 

インド式抽出器具の中身はこのようになっています。

左上から
・コーヒー液受け
・フィルター(細かい穴があいてます)
・名称不明(コーヒーが踊るのを防ぐ役割)
・上ぶた

 

ここに細挽き/深煎りの粉を入れて、お湯を注ぐと、ゆっくり抽出され、下に濃いコーヒーエキスが落ちるという仕組み。

 

粉はというと、チコリという文字が!

100%コーヒー豆では無いのだなぁ。

そういえば、チコリってナウシカに出てこなかったけ?(チコでした)

 

南インドのコーヒーはチャイと一緒で、ミルクと砂糖を使います。

インドのように蒸し暑い国には、このカフェイン+ミルク+砂糖が、とても合う!
体力が回復し、また動こうという気分にさせてくれます。

 

ミルクを温めます。(煮詰めるのが正解だけど、今回はレンジ)
適当に100milくらい。

 

コーヒーを抽出します。

フィルターの上に粉をのせます。今回は濃い目に20gくらい。
細かい粉ですねー。

 

タンパーのようなものをのせます。
ちょっと押しつけてみたり。

 

お湯を注ぎます。少しずつ。
タンパーがちょうど浸るくらい。
注いだらフタをして放置。

 

粘り気のある濃い目のコーヒー液が!

 

ミルクとコーヒーを混ぜて、砂糖を加えます。

 

カップと受け皿でコーヒーをシャッフルシャッフル!

 

泡立ったら完成。(これが正義らしい)

 

ミルクフォーマーで泡立ててみたり。

 

 

美味。

 

ミルクと砂糖で柔らかく滑らかな感じですねー。

コーヒーは濃い目で正解!

フィルターの目が細かいので、あまり粉っぽさも無し。

泡立てる度に温度が下がるので、熱いコーヒーが好きな人には向きませんな。

 

日本式ドリップコーヒーのセオリーからしたら、明らかに間違った抽出法なのだけど、でも、美味しいのだよ。不思議。
(ブラックで飲んだらあかんかも知れないが)

 

国もコーヒーも色々です。

 




2 件のコメント

  • 近所の喫茶店でインドコーヒーをサーブ…みたいな記事を見て、
    インドコーヒーとは何ぞや?!と検索したところ、こちらのサイトにたどり着きました。
    いくつか他の記事も拝見いたしましたが、面白い!
    コーヒー好き&旅行に興味有りな私としてはとても楽しめる記事ばかりでした。
    またお邪魔しますね!
    ありがとうございました。

    • コメントありがとうございます!
      インドコーヒーは、あまり日本のweb siteで紹介されていないのか、一定のアクセスを頂いています(笑) 恐縮です。
      中東湾岸諸国にはインドのKerala州からの出稼ぎの方がとても多く、UAEでもインドの人や文化に触れる機会はとても多いです。インドも南の方では、紅茶よりもコーヒーを良く嗜む地域もあるそうです。
      またの来訪お待ちしています。

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