前回の記事はこちら↓
3日目、本日はガイドさんを雇ってKAFA周辺を巡ります。
ゲストハウスに予め手配を頼んでいたのですが、されておらず、代わりにコンタクト先を教えてもらいました。

求めれば、情報はあるものです。問題はこれが手の届くところ(=オンライン)に無いこと。Trip Advisorにupするだけでよいのに…やってみようかな。
今回は、写真左のAtirseさんにお願いすることにしました。尚、ガイド代は丸一日つき合ってもらって600ブル(2400円)くらいです。飯はガイド自己負担。安いー。
目次
1.ゲストハウスでまったり朝食
ガイドさんが来るのを待っている間に、朝食をとります。
こちら、同じくゲストハウスの宿泊客のJeanさん。フランス人。
昨年は日本の九州に1ヶ月いて、今回もエチオピアを1ヶ月旅している旅人です。

朝食は卵とパン、蜂蜜、コーヒーと紅茶。毎日これ。

他に何がいる?って感じです。

牛もまったり。

2.いざ出発、大滝へ。
Atirseさん、Jeanさんと一緒に、徒歩で出発。
基本的にのどかな光景です。

人はすれ違うと、皆挨拶します。「サラムー」と言っておけば大丈夫です。何かアラビア語みたい。
日本だとこういうのあるかな。登山中とかは割とある気がするな。
バナナ。エチオピアのバナナは短めで、少し酸味があって美味しいです。1本1ブル(=4円)で手に入ります。

こちらはコーヒーの花。もう収穫期は過ぎているけど、この木はこれからのようです。

ハチミツ獲得用の巣。

木材用に人工的に植えられた木(多分ユーカリ)。ルワンダでも同じ光景を見ましたが、これを無計画に植えたことにより、土の栄養が多く吸い取られていると、憤るAtirseさん。
確かに作物の側に植えられたらたまったものでは無いし、景観も崩れるし、他にも色々あるかもしれない…。難しい問題ですね。

ふと、ある木の枝を切り出すAtirseさん。

これが歯ブラシの木だった!良い香りがして、意外と磨ける。

民家発見。エチオピアは色々なスタイルの民家があります。

山道を更に歩いていき…。

大滝とご対面。

写真だと分かりにくいけど、中々のスケール。

3.オーガニックなハチミツ農家で買い物
帰り道、こんな看板があったので寄ってみることに。(とはいえ、ガイドさんの知り合い)

こちらが農家のお兄さん。尚、部屋はハチだらけ。ひえー。でも、不思議と怖くない。

観光客をまねて、撮影ポーズをする娘さん。超かわいい。


息子だったらしい。新しい目覚めが(自主規制)
ハチ in ハチミツ。どんな気分だろうか。

これが採取場。流石にこれは怖いなー。

そしてこちらがハチミツ!1本500gで250ブル(1000円)。日本だったら4倍くらいしそう。

エチオピアのハチミツは基本的に生ハチミツ。濁っています。尚、元となる花はベルノニアという木の花なんだそうです。
味見すると、一口目に味わう甘味の後に、更にもう一段階、更に強い甘味が来るような感じで、余韻が凄かったです。
小売りはここだけ!商売っ気の無い農家さんでした。
4.コーヒー農家が披露するコーヒーセレモニー
とりあえず森を脱出。と、ベルベットモンキーさんが。

山羊さんだ。

脱出!アフリカは空が青い。

ランチ。Tibとインジェラ。Tibは肉のぶつ切りのシチューみたいな感じで、とても食べやすく、おススメです。

そして、いよいよコーヒーセレモニーへ…。
会場はこんなコーヒー農園。ネットには載ってないよ。
(※ 本当、ここの観光PRのインフラは不足しています。)

そしてこれが自家製のドライチェリー!
コーヒー生誕の地のエチオピア=ナチュラル、ヤバす。

尚、こちらのチェリーは、収穫期に女性が一粒一粒 手摘したものなのですが…
そのバイト代 なんと、1kgあたり3ブル(=12円)
それでも強制じゃなくて、ちゃんと臨時収入源として認められている相場!
エチオピアコーヒーが安く飲めるのには、理由があります。感謝。
閑話休題。
これを臼と杵を使って、チェリー、そしてパーチメント(外の殻)をはぐところからセレモニーは始まります。もてなしが過ぎるよ。

中から生豆を手作業で取り除いていきます。


生豆こんにちは。

ここで欠点豆をハンドピック。

水洗いしてもう一度ハンドピック。意外と徹底してます。

生豆を、土器の特製焙煎器で煎っていきます。焚き火なので煙凄い。
曰く、金属だと火の通りが速すぎて美味しくならないのだとか。


エチオピアコーヒーはかなりの深煎り。フレンチ~イタリアンローストくらい。

焙煎後、小さめの臼と杵で豆を砕いていく。

…なんだか土みたい(失礼) トロみを出すため、極細挽きです。

コーヒーポットにいれて、煮詰めて出来上がり。


聖地のコーヒーご対面。

ちょっと独特なのは、手前の香草をいれること(香りと酸味がでる感じ)と、お茶と同じく、同じ豆で2杯飲むこと。1番目をアブルといい、2番目をバラカというらしい。
正直、めっちゃ美味い!って感じではなかったけど、ここでしか飲めない味だった。
そして、コーヒー飲むと、やはり元気出る。歩き続けて疲れてたけど、また歩こうという気になる。
コーヒーセレモニー、貴重な体験、ご馳走様でした!
尚、Atirseさんも車ないので、ミニバス or バジャジがつかまるまで帰り道は徒歩。尚、バジャジは14万円くらいで帰るらしい。
虹がお疲れ様って感じでよかった。

夜は、1本1ブル(4円)のバナナと、1つ5ブル(20円)のマンゴーを買って帰って食べました。美味。
続く!

さて3回目のコメントです(笑)
聖地にいけるっていいですねー、さらにそこでまさしく一期一会のお茶会でしたね。
茶道を習ってた時期があるんですが、本当に「もてなす」って大変です、師匠のお茶会に
呼ばれたことがあるんですが、本当に微に入り細に入りこころづくしを感じました。
すごくそれに似てるなーと思いながら読んでました、正直手間を尽くすって相手の事を
喜ばせたい一心なんでしょうね。
あ、関係ないけどハチミツおいしそうでした(笑)、次回を楽しみにしております。
Hidekiさん、コメントありがとうございます&大変失礼致しました(おかげさまでコメント機能の不具合に気がつくことができました…)。
コーヒーセレモニーとはいえ、都心部ではここまでしないと思いますが、今回 体験できたのはまさに「セレモニー」という言葉にふさわしいものでした。
お茶もそうだと思いますが、伝統的な文化は、所作や工程の一つ一つに意味がありますね!勿論、農家の方の心遣いも含めて、もてなしを受けました。
ハチミツは山外秘です(笑) ホント無欲な農家さんでした。