さて、本題、旅行記をアップしていきます。相変わらず更新遅いと思いますがよろしくお願いします。世の中のブロガーさんは本当凄い…。
目次
1.エチオピアに着くまで
2月22日、ドバイからエチオピアのアディスアベバに飛びました。ドバイ空港のチェックインカウンターはこんな感じ↓
ね、並びたくないでしょ?(汗)
オンラインチェックインを済ませていたので、荷物預けカウンターに行って済みました。
しかし、物価の高さを知ってか知らずかUAEに来るその経済力、恐れ入りました。(特に旅行後実感) 自分がエチオピア人なら何も買う気しない…。
ドバイからアディスアベバの飛行時間は4時間程度です。特に問題なく過ごせました。
到着後、ビザカウンターはこんな感じ。
ね、並びたくな(略)
オンラインビザを取得していれば、今回のケースだとたった2名待ち!スムースです。
尚、預け入れ荷物をピックアップした際、預け入れ時に荷物に貼り付けられたシールと、同時に渡されるシールの照合検査が行われます。確かに、荷物を盗まれるかも知れないし、こういう検査があっても良いかも知れないですね。とはいえ、「もらったシール失くしちゃった、てへ♪」で難なく通過したのを見たので、あんまり意味無いかも…。
到着ロビーはこんな感じ。思ったより広くてスッキリしています。(というか、スペースありすぎ)
旅行者向けインフォメーションセンターがあります。ここでも色々予約できそう。
ぼくは、事前にAfro Ethiopia Tourなるところで、プライベートツアーを予約しておりました。(Trip Advisor経由) 料金は$99。勿論 団体ツアーであればもっと安いです。
予約時に空港でのピックアップをお願いしていたので、タクシーを使わずに済みました。
来てくれたガイドさんがこちら↓テディさんです。クラシックな車が素敵。
ホテル(Medal Hotel)に荷物を置いていざ出発。この部屋、朝食込みで$50。
2.アディスアベバツアー!
今回申し込んだツアーは、交通は公共交通機関(?)ということで、↑に出てきたガイドさんの車は使えません。使うと料金上乗せです。
とりあえず街を歩きます。尚、2月のエチオピアは、日中は30度弱と暖かく、日差しもそこそこ強いです。半そでで大丈夫でしたが、夜は10度台まで下がるので、上着必要です。
短いですが、雰囲気だけどうぞ…。
使う交通手段はミニバスです。公共ではなく個人?がやっています。5ブル(1ブルは4円なので20円)ほどで乗れますが、どこに行くのかは聞かないとわかりません。バス停の位置も良くわかりません。空きがあれば手を上げれば止まってくれたりもします。
ドライバーさんと、呼び込み・ドアの開け閉め・代金回収をする助手の2名で運営しています。
写真だと伝わりにくいですが、バス(ハイエース)の乗車人数は20名を超えることもあります。
運転席3名、4名、4名、4名、5名など…。
ちなみにエアコンも無い?ので、空調は窓からの風が頼り。
エチオピアはキリスト教徒が最多(40%)ですが、イスラム教徒も30%ほどいます。UAEだと男女隣り合わせということはほぼ無いですが、こっちだとそんなルールは無いようですね。
道中、ガイドさんから色々聞きました。こういうのもガイドがいることの利点ですよね。
例えばエチオピアには独自の暦があって、1ヶ月は33日、13ヶ月もあるんだそうです。
人口の10%、車の7割がアディスアベバに集中しており、一方で国全体の7割は農業に頼っており、9割輸入超過と。現在は新首相が民主主義への改革を推進中。ふむふむ。
そうこうしている間に、目的地に着きました。
エチオピア国立博物館(National Museum of Ethiopia)
かなり口コミ評価も高いこの施設。ある有名な展示物があります。
その名もルーシー(Lucy)、発見された中で世界最古のヒトの骨です。
御歳 3,200,000。何代さかのぼれば行き着くのか。
実際にはもっと古い骨も発見されているそうなのですが、Lucyの最古たる由縁は、頭蓋骨から身体まで、全体がある程度残っているということのようです。
人類の進化の歴史。え、チンパンジーってヒトの後に生まれたの?
ヒト以外の展示も。これは象の顎の骨。こんな歯を持ちながら草食って…。
そしてご対面。Lucy。身長は低そうですが、確かにヒトの骨ですね。はじめまして。シーズンにもよるのかも知れませんが、特に並ぶことも無く、普通に見られました。
博物館の展示物は何も太古の骨だけではなく、有史後のものもあります。
キリスト教系の漫画(?)。こういうのを使って布教したのだそう。
エチオピアとイタリアの戦争の絵。2回もの侵攻にて色々略奪されつつも、植民地化は逃れたとのこと。この出来事が中米やアメリカの黒人運動につながったとガイド談。
エチオピアの人々は皆このことに誇りを持っている様子でした。
コーラン。エチオピアはどちらかといえばキリスト教(エチオピア正教)にルーツがありますが、イエメンからイスラム教が入ってきたようです。このことからか、この国のキリスト教徒とイスラム教徒は問題なく共存している様子です。
枕。やたら高いのは、寝るときに虫が上がってこないようにするためらしい。普通に上がってくる気がする。
なんだか洋風の王冠。
昔の本。紙ではなく皮製。なんか高級!
コーヒーミル、というか、すり鉢。いや、臼?
焙煎器など、コーヒー道具が沢山!
展示は他にも沢山。4階建て?の、充実した博物館でした。
本場のエチオピア料理。勿論インジェラ。
実は大学なども見学し、ホテルのレストランでランチ。
このTaitu Hotelはエチオピアで一番古いInternational Hotelらしい。
レストランでブッフェが食べられます。金曜日はキリスト教の習慣に基づき?、今日はベジタリアンデー。料金は100ブル(400円)くらい。リーズナブルですな。
ガイドさん曰く、外国人がピザなどのジャンクで無駄に高いものを食べてくれているお陰で、俺たちは今でも安くオーガニックな食事を楽しめているって!
出た!久々のインジェラ。本場のはロール状に用意されているのを、自分で皿に広げて食べるみたい。具は豆のソースや、野菜類。
このお店のはインジェラに酸味が少なくて中々美味!酸味があっても美味しいけど。
ブッフェには他にもインジェラを焼いたものやスパイスで味付けしたものなど、包むタイプだけではなく様々なものがありました。流石本場、色々アレンジきいてます。
食後はテラス席で、この旅 初のエチオピアコーヒー!
エチオピアのコーヒーは、深煎りのコーヒー豆を、細かく挽いて、陶器製のコーヒーポット(ジャバナ)で煮出して、上澄みを飲みます。トルココーヒーとほぼ同じ手法です。
濃くて苦いので、砂糖を入れるのが王道です。ミルクはいれません。小さなデミタスカップで飲みます。
コーヒーを飲んでいて、ふと、思いました。
深煎り、砂糖、少量…。あれ、これって、イタリアのエスプレッソと似てない?
イタリアの侵略、略奪…。
あ。(察し)
イタリアのコーヒーの歴史、勉強し直してみようかな。(下衆)
エチオピア料理&コーヒー 初体験@アブダビはこちらから↓
全てのモノの終着駅。Mercato(マーケット)
締めはエチオピア最大の市場、Mercatoへ。
昼過ぎということもあり、空いているとのことでしたが、人も車も多い多い。とりあえず大きいもの頭に載せている。
動画もどうぞ。(首から提げてそのまま撮っているのでブレブレ)
ここは全てのモノの終着駅。使えないものでも解体され、部品として売られたりする。
ガイドさん「お前が子供の頃 乗ってた自転車もあるかも知れないよ w」
コーヒーもありました。さすが原産国。
基本的に、良いものは輸出に回るはずなので、あまり期待していなかったのですが、極端に欠点豆(カビとか虫食い)の少ない豆を発見。
どこのか聞くと、リム地方という場所のようです。調べてみたらジマの西側。試しに買ってみることにしました。
これでツアー終了。テディさんありがとうございました。
3.ツアー後、危うくぼったくられそうになった話。
一人で夕方の街を歩いていると、色々な人から声をかけられます。
中には、自分は鹿島建設のプロジェクトで働いていた!というような人もいたのですが…。
危うくぼったくられそうになりました。
ある男性が、こう話かけてきました。
男「あなた、Medal Hotelに泊まっていますよね?」
ま「そうですけど?」
男「いや、自分はそこの従業員でして、あなたをホテルで見かけたんですよ」
ま「ああ、そうなんですね」
男&ま 歩きながら雑談
男「ところで、今から近くでお祭りがあるんだけど、一緒に行きませんか?」
ま「へー、どんな?」
男「全国から女性が集まって、音楽に合わせて踊るんですよ。」
ま「へー、面白そうですね。」
で、付いていったら、着いた先は民家。
中には確かに6-7人の女性が…。おもむろにソファに座る男。
男「何飲む?」
ま「水で良いよー(既に警戒モード)」←本当に水出てきた。
その後、女性たちに誘われ、一緒に踊ってみたり。(おい)
~数曲後~
女「エチオピアでは、仲良くなったら、皆でボトルをシェアするのよ。良いかな?」
ま「シェアするのは良いけど、それって俺の金だよね?嫌だ。」
女「 」
いくら請求されるかも分からなかったし、怖かったので、水代(らしき金額のお金)だけ投げて、全力で逃げました。
コワモテの男が追いかけてくるとかは無かったので、良かった…。
しかし、ホテル名は合っていたし、出てくるところを見られていたのだろうか。怖かったです。
あ、踊り代は勘弁してくれ。
皆さんも知らない人には付いていかないようにしましょう。(それが旅の醍醐味でもあるが)
続く!
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