バルト三国を旅行してきました。その2(リトアニア~ラトビア)



前回記事はこちら↓

バルト三国を旅行してきました。その1 (リトアニア)

バルト三国間の移動手段

 

2日目。まずは、今回の旅の課題の一つ、リトアニアからラトビアまでへの移動手段、について書きたいと思います。

ラトビアに行くのは簡単なのだけど


リトアニア~ラトビアに限らず、バルト三国間の長距離移動は、バスが主な手段です。中でも
Lux Expressが最もポピュラーなようです。

時間帯にもよりますが、€20ほどの料金で各国間を移動できます。移動時間はそれぞれ4時間ほどです。このバスについてはまた今度

しかし、ただビリニュスからリガ(ラトビアの首都)へただ行くだけだと勿体無いのですよバルト三国の中でも、リトアニアは観光名所が多く、それは、首都のビリニュスに留まりません。

他に行くべき候補地としては、

 カウナス:リトアニア第二の都市。かの杉原千畝の縁の地でもある。

杉原 千畝(すぎはら ちうね、1900年(明治33年)11– 1986年(昭和61年)731日)は日本の外交官。

第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原は、ナチス・ドイツの迫害によりポーランド等欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。19407月から8月にかけて、外務省からの訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6,000人にのぼる避難民を救ったことで知られる。その避難民の多くが、ユダヤ人系であった。「東洋のシンドラー」などと呼ばれることがある。

 シャウレイ:バルト三国の中でも有名なスポット、十字架の丘がある。  

これらの地は、基本的にビリニュスを起点に移動する形となりますし、それぞれ距離もあるので、中々時間がかかります。わずか6日間で3カ国訪問という旅程のため、どうにか効率的に回る方法は無いものか

 

最適な移動手段、ありました。

ビリニュスから車でリガに移動。その間に、カウナスや十字架の丘含む、数々の観光地を回るツアー!12時間の大ボリューム。しかも€55程度でお得。これしかねぇ。

しかしこの広告ビデオ、リア充過ぎるぜ。しかも7人中6名が女性ってどういうことだよ

誰向けの広告だよ。
(たとえ自分が一人で参加して、たまたまこういうハーレム状態になったとしても、エンジョイできる自信無し。)

ともあれ、そういう可能性も期待しつつ(おい)、このツアーに参加することにしました。

 

見所満載のバスツアー

 

9時集合。バスではなく、大型のバンで移動です。乗客7名と、ガイドさんの計8名での出発です。

美しき湖畔の城、Trakai


まず一行が着いたのは、Trakaiという、湖畔に建てられた古城です。

到着までの道中には漫画に出てきそうな、カラフルな三角屋根のお家も。日本じゃ中々見ないですよね。

お城はgoogle mapで見るとこんなところになっています。凄くね?城というかリゾート地の邸宅でしょう。

 

癒し。この城の歴史は知らんけど、これは戦う気は起きんわ。

 

湖には水鳥が。平和。

 

道中でベリーを食べ歩き。ラズベリーのほうが美味しかった。

思わぬ名所を訪れることができ、早くも得した気分でした。

 

サクッと立ち寄り、カウナス。

 

続いての目的地はカウナス。パイプのおばあちゃんが迎えてくれました。

カウナスでは、何か独特の雰囲気を持った像をしばしば見かけます。ペイガンといって、キリスト教(一神教)以外の様々な土着宗教があった名残だとか。ペイガンは通常 差別用語として使われるそうです。

 

中央広場?にある教会。こちらのカトリック教会はどこも写真OK。観光客も少なく、雰囲気あります。

残念ながら、自由時間も少なく、杉原千畝 縁の場所を訪問することは叶いませんでした…。

なぜか路上のベンチにフルーツバスケットが。これ、無料でどうぞってことらしい。何とも粋ですね。ラ・フランスも美味しそうだったのだけど、リトアニアはりんごが有名とのことで、初の白色りんごにトライ。甘酸っぱくて美味しかった。

 

レストランで昼食取りつつ(ランチ代は別料金)シャウレイへ。

この広大な地に突如

 

これ。

なぜこの地にというところにあります。だから人を引き寄せているのかも。

Crosses on Cross

日本でよく見るやつ。

19世紀、かつてロシアに占領されていたリトアニア。それに伴いカトリックの信仰も脅かされていたようです。この丘は独立戦争で亡くなった人々への弔い、そして、非暴力の抵抗の象徴として生まれ、その後も数が増えていったのだとか。

今では誰でも十字架を建てることができ、建て方のガイドラインまであります。

 

ラトビアの見栄の象徴?ルンダーレ宮殿

 

何の検問も無く、ラトビアへ入国。google mapで見ていなかったら気づかなかったくらい。

18世紀に建てられたルンダーレ宮殿にお立ち寄り。

とてつもなく広大な敷地に、格式高そうな建物。まさにヨーロッパの宮殿という感じ。

ところが、ガイドさんに言わせると、ラトビアはそもそもお金が無いので、ところどころ手抜きなのだとか。
写真の窓も、よくよく見ると、一部ガラスでなく、壁を塗っただけだったり。

しかし、そんなところケチってどうするの?というぐらい豪華な建物でした。140くらい部屋があるらしい。凄すぎ。

裏の庭園も撮りきれないくらい広大でした。(写真だと伝わらないですね…)

映画のワンシーンみたいなカップル。

緑に囲まれたカフェも。

 

サラスピルス記念碑

 

森林の中を歩くツアー一行。

サルスピルス記念碑へ。
日本語サイトだと紹介されていないので、観光地としてはマイナーかも。

サルスピルスは、ナチスの強制収容所があった地。この記念碑がある地にも数々の遺体が安置されているとか。

 

と、内容盛りだくさんなツアー終了。個人ではまず行かないだろうというところにも行けたので、とても満足でした。

いよいよ首都のリガへ。

 

 

リガに着いたぜ

 

到着後、早速、本日の宿へ。

バルト三国はホテルよりも、アパートメントやAir BnBの方が多い印象です。

リガではホテルアパートメントに宿泊することにしました。

みよ、この海外ドラマ的な部屋を!

2ベッドルームで、キッチンやランドリーもある!今回はやらなかったけど、スーパーや市場で色々買って、調理してみるのも面白そう。

しかし、予約したときは気づかなかったのですが、ロケーションは繁華街のど真ん中。

朝の5時くらいまで音楽が鳴り響いていたのだよ…。

 

街が丸ごと世界遺産というリガの旧市街を歩く。雰囲気抜群。

 

ラトビア料理のレストランへ。

 

ベーコンのスープや、サーモン、ビーフストロガノフ。やはりどれも美味しい。そしてジャガイモ多い。

 

続く。

バルト三国を旅行してきました。その3(ラトビア)




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