まつだです。仕事でアブダビからお客さんが来日しました!
イエメン人のKhaledさんです。とはいえ、生まれも育ちもアブダビなんだそうですが。
折角のUAEのお客さん、おまけにほぼ同世代!
ということで色々聞いたのですが、中でも興味深かったものをいくつか紹介します。
1. 服装:
僕が良く出張で行くバーレーン。そのお客さんは、公務員も含め、実はスーツ姿の方が割と多いのです。
伝統衣装カンドゥーラを着ているのはごく一部の偉そうな人だけだったり(まぁ、あれ着てると偉そうに見えますよね)。
この状況を見て、僕は勝手に、スンニ派は伝統衣装、シーア派はスーツ、みたいな区別をしていました。
これが正しいかは確かめていません。
一方、今回来日したKhaledさんは、更にくずして、Tシャツにカジュアルパンツの組み合わせ。
そんなKhaledさんに「UAEの人はどのくらい伝統衣装とか着るの?」と聞いてみたところ、
「え?ほぼ毎日だよ」
どうやら、伝統衣装で通勤している様です。
写真を見せてもらいましたが、確かに着ていました。白装束。
「あなた方でいうスーツみたいなもんだよ。これがUAEの会社でのformalityなの。」
「別にスーツ着ても良いんだけどさ、自分には伝統衣装の方が好みなんだよね。」
どうやら、彼のTシャツ姿はかなりレア度高いらしいですよ貴女!(誰得?)
と、いうことで、Mr.Khaledはほぼ日常的に伝統衣装をまとい、またその理由は「好み」だそうです。
2. イエメンのコーヒー:
コーヒー好きの僕が、イエメン人に対してPRすることと言えば、当然イエメンのコーヒー大好きなんです!ということ。
…全く盛り上がらず(涙)
彼にとってイエメンが遠い祖国であることも理由の一つかも知れませんが、彼のコメントによると、
イエメンは確かに昔コーヒーを作ってたけど、あまり儲からないから、今は利益率の良いカート栽培に移ったよ、というもの。
wikipediaによるとイエメンの農業GDPの3分の1をカートが占めているのだとか。世界各国のコーヒー栽培地でも同様のことが起こっていると聞きます。
カートは麻薬の一種です。 一部の国々では合法で嗜まれていますので、コーヒー栽培が「利益にならない」という理由でやめられてしまうことについては一概に責められるものではありませんが、ただただ、残念ですね。
イエメンモカの栽培は今後も続いていってほしいところです。
…ただ、一言。イエメンのコーヒーは高いぞ!(でもカートの方が儲かるのかも)
3. 呼び名
僕は仕事で例えばメールをしていて、Mr.Matsuda、つまりlast nameで呼ばれることがほとんどです。
一方で、中東の相手には割とfirst nameで呼ぶことが多いです。
と、いうことで聞いてみました。「あなたのことはMr.Khaled(first name)で呼ぶということで良いの?」
「アラブでは親近感を込めてMr.○○(first name)で呼ぶことが多いかな。」
「ただ、もっと親しく呼びたいときは、○○の父親、という呼び方をするのさ。」
「例えば、Hassanという名の子供を持つ人が相手なら、father of Hassanってね。
アラビア語ではアブ―○○(子供の名前)って呼ぶのさ。」
ほー、なるほど!子供も知っているなら確かに親近感高まるかも!
「あ、別に子供と会ったこと無くても良いんだよ。名前を知っていれば。」
え、そんなんでいいの!てきとーだね!
じゃあ、子供いない人が相手ならどうするの?
「その場合も一緒だよ。いなかったら、その相手の子供が、例えばHassanって名前になったら良いなという思いを込めて、
アブ―Hassanって呼べば良いのさ。」
…マジすか。てきとーだな。いや、ある意味明確なのか。
と、いうことで、もしアラブの人と仲良くなりたいと思ったら、アブ―○○(相手の子供の名前)と呼んでみましょう!
僕も試して結果報告します!
今回はまだ一人目なので、それが一般的なのか、そうでないのかについては分かりません。
これから自分なりにアラブの人々を理解していきたいと思っています。
今後も、アラブの人と親しく話せる機会がありましたら、その模様を報告します。
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