UAE人に聞いてみた! case.2 – 喜捨



今日、取引先のエミラティと服の話で盛り上がっていたところ…

「そういえば、UAEって古着屋ってないよね!」

という話から、服は寄付する時もあるよー、という話になり、その後、

喜捨(サダカ/ザカート) の話になりました。

喜捨とは、要は貧しい人への寄付のことです。

自分も詳しく知らないのですが、どうも、制度的に寄付するものはザカートというそうで、この日に聞いたのはザカートのことのようです。

彼曰く、ザカートとは以下のような仕組みになっているそうです。
結構システマティックで面白い!

 

1. 預金(財産)が 金85g 相当以上あるイスラム教徒が対象

田中貴金属情報によると、現在、金1g = 4,853円 ということで、
40万円以上預金がある人は喜捨が義務!ということらしいです。

 

2. 1年以上保有し続けている財産の内、2.5%を、1年に1度、寄付する必要がある。

他、例えば、農家であれば、採れた作物の5%を寄付するなど、
財産別に細かいルールがあるそうです。
尚、5%にダメージのある作物ばかり含めるのはダメらしいです。

また、例えば自分で商売している場合、経費分は売上から引いても良いなど、
所得税的な概念も存在するようです。

これを税金と捉えると、目的税として優秀な感じがしますね!

そういえば、日本の消費税増税は何のためでしたっけ?
(かくいう わたしは与党派)

 

3. 喜捨は、ラマダン月に行うのが一般的。

他の月に行うより、神様からの評価ポイントが多いらしい。
死後の審判が有利になるぜ♪

 


4. 喜捨は、金額よりも気持ち

売名目的の寄付は神様には評価されないということですね。

 

こういう制度的なものも、時折紹介できると良いですな。




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