アブダビでなんの気無しに生活していると、外食で行く場所は偏りがちになります。
例えば日本だと、駅から歩く間に数え切れない程のお店があり、フラッと入ってしまうということが割とありますが、アブダビだとまず車移動の為、目的地を定めて一直線、となります。
故、偶然面白いお店を見つけた!ということが、残念ながらあまりありません。
加えて、お酒、という条件をつけますと、選択肢は更に狭くなります。
その為、駐在員は大体、周りの口コミを頼りにお店を知り、それを使い回す、ということになります。
新鮮味もへったくれもありません。
出会いはそこにあるものではなく、自ら作るものです。(この言葉、今自分に捧げたい。)
今回は友人の送別ディナー。面白いお店に出会うため、先日紹介しましたグルメサイトZOMATOを使って、ひたすら検索…。
…ありました。
と、いうことで、今回はイラク料理のご紹介です。
訪れたのはこちら、Al Maskoof Al Iraqiというレストランです。
http://zoma.to/r/5703440
どうやら人気店らしく、隣り合わせで2店舗もありました。

適当に片方のお店に入っていったところ…
店員:あ、隣の店に行って!
はい。
店員:あ、写真は好きなだけ撮っていってOK!
はい。
店員:俺を撮るなら打ち合わせの後ね!
え?
つつしんで、店内だけ撮らせて頂きました。


カラフル!独特の内装です。素晴らしいですね。
このお店独自のものなのか、それともイラク由来のものなのか、気になります。
気を取り直して、隣の店舗に入ります。
こちらは賑わってました。
イラク料理って、全く知らなかったのですが、メニューを見ると、
割とアラブ料理に近い印象です。
ビリヤニとか、ケバブとか、フムスとか、その辺。
スーツを着たマネージャーらしきお兄さんに、オススメを聞いてみました。
お兄さん「魚!Iraqi fish!マジオススメ!」
まつだ「へー、そうなんだ。他には?」
お兄さん「魚!マジオススメ!」
まつだ「(?)おー、魚ね。OK! 他には?」
お兄さん「魚!」
まつだ「 」
もちろん、魚にしました。
あと、友人と相談して、サラダとトマトライスというのを頼みました。
ここで誤算、発覚。
なんと、下↓の生野菜だの漬物だのスープだのが無料(セット)で付いてきました。
他にも、パン(ナンみたいなやつ)も無料。


ちなみに、スープと生野菜は美味しかったのですが
漬物は強烈でした。Oh…。
そしてメイン。
ここで最大の誤算、発覚。
大きすぎた。。。
大きすぎだぜ。。。
なんだよこの魚。

まるで写真がトリックアートであるかのような、この大きさ。

Wikipedia先生によると、チグリス川で獲れたコイらしい。
チグリス川=メソポタミア文明
古代文明の結晶。コイ。
ちなみに、料理名はmaskoof というらしく
意外にもジューシーでとても美味しい♪
お店にはコイ専用の調理場があり、

FIRE!

お店の名前もMaskoof。まさに看板メニュー。
お値段は、時価ではなく、KG単価。
AED85(2500円) / KG。今回食べたのは2KG。
得られる経験値を考えると、むしろお得か?
最後にお兄さんのスマイルをどうぞ。

魚しか勧めなかったあなたの親切心、今ならわかります。
(いや、マジでまったく分からんかったわ…。)
コメントを残す