中東の嗜好品、シーシャを楽しむ。

お酒が禁止のイスラム社会ですが、とはいえ、嗜好品というものは存在します。

サウジアラビアで禁酒をこじらせたある人は、代わりにスニッカーズにハマってしまったとか…。
何をどうこじらせたのでしょうか(笑)

中東イスラム社会の嗜好品。そのうちの重要なものの一つがコーヒーであることは疑いのないところです。
他にも、茶や、ミルク飲料、フレッシュジュースなど、色々あります。

そして、タバコ。こちらも外せませんね。

中でも、中東独特なのが、シーシャと呼ばれる水タバコです。
ここUAEでも男女問わず親しまれています。

かくいうまつだも、
タバコは一切吸いませんが、シーシャは嗜みます。
(温かいツッコミはコメントまたはメッセージでどうぞ♪)

シーシャは、シロップや糖蜜で固めたタバコを炭でいぶし、出てきた煙を、水を通し吸うというものです。

タバコにはフレーバーがついており、フルーツやミント、シナモンなど、様々です。お店で複数のフレーバーをミックスしているところもあります。
また、こだわりのあるお店では、フィルターとなる水にもジュースを使ったりと、より良い香りを生み出すことに注力しています。

海の向こうの日本でも、シーシャを楽しめるお店はありますが、雑居ビルなどの一室だったり…とにかく陰気。
しかも、そういうところは大抵、シーシャだけを楽しむ場所と化しています。

雑居ビルの一室で、ソファに座りながらひたすら煙を楽しむ男女…。
ぶっちゃけ、怪し過ぎます。

中東では、レストランやカフェなどで、フードやドリンクと一緒に楽しみます。
明るくてお洒落なお店も沢山あります。

以下、イメージをば。

アブダビではちょっとシーシャが高いのが玉にきず…AED40-60くらいします。

では、自分なりのシーシャの楽しみ方を以下記します。是非一度お試しあれ。

【まつだ流　シーシャの嗜み方】

1. シーシャを扱っているお店を探します。
毎度おなじみ(?)のグルメサイトZomatoでも、条件検索で“シーシャ縛り”ができますので、簡単に探せます。

2. お店で好きなフードとドリンク、そしてシーシャを注文します。
シーシャの王道フレーバーはAppleですので、初心者の方にはオススメです。
もしくは、Fruit & Mintの組み合わせも良いですね。例えばLemon & Mintなど。

3. 用意されたシーシャを嗜みながら、ドリンクや料理を待ちます。
シーシャ特有のフレーバーと、水の泡の音を楽しみましょう。
また、合間に友人との会話を楽しんだり、本を読んだり、携帯いじったりと、好きに過ごしましょう。
シガレットと違い、火をつけて数分で終わるものでもないので、急いで吸うのではなく、自分のペースでまったり楽しむのが吉です。

なお、吸い口はプラ製の使い捨てですので、清潔です。

4. 時折、煙をリフレッシュします。
しばらくすると、香りが濁ってきます。煙がシーシャに溜まりすぎているのです。
そういう時は、ホースを口に含んだまま、吸うのでなく、逆に息を吹き込んであげると、シーシャの中の煙を排出することができます。
これ、意外と知らない人が多いですが、効果大ですので、お試しあれ。

5. 料理がきたら、シーシャを放置して、料理を楽しみます。
放置しても危険ではないのが、シーシャの良いところです。
食べるのが一段落したら、またシーシャを楽しみます。

6. 炭はスタッフの人が勝手に交換してくれます。
あまりにも放置されていたら頼みましょう。
なんだかんだ、1回のシーシャで1時間以上は楽しめます。

7. あまり吸い過ぎると、頭がイカレてくるので、ほどほどに。。。
巻煙草でも同じような感じなのでしょうか、どうなのでしょうか。

ちなみに、シーシャの健康の害に関する説は複数あり、
煙が水を経由することで、ニコチンはほぼ皆無になるなどの説もあります。
しかしながら、巻煙草とは比較にならない量のタバコを、長時間吸うわけです。
実感としても、上述の通り、ちょっと酔ったりすることもあるので、やはり、健康には良くないのではないかと思います。

故、まつだも嗜むとはいえ、頻度は1ヶ月に1回あるかないか、というところです。

と、一部ネガティブな一面もありますが、嗜好品としてはとても優れています。
水をぶくぶく鳴らすだけで、なんとなーく癒されます。

異文化体験的な要素もありますので、一度はTRYしては如何かと。

さぁ、一緒に廃人になろう。