UAE料理レストランと言えば / Al Fanar



中東料理といえば、個人的に、湾岸系、レバノン系、ペルシャ系、トルコ系、と区別しています。

あえて「系」という単語を使っているのは、重複する料理が多く、明確な区別がつきにくいからです。
「系」というよりは、◯◯料理「寄り」という表現の方が分かりやすいかも知れませんね。

しかしここアブダビでは、上↑に挙げている中ではレバノン料理のお店が圧倒的に多く、UAEにいるくせにUAE料理店(= 湾岸系)は中々お目にかかれない、という不思議な状態になっています。

そんな希少なUAE料理、通称エミラティ料理ですが、どのような感じかと申し上げますと。

1) 色彩が少ない。基本的に茶色っぽい。
2) スパイスを使うが、辛くない。
3) インド料理の影響が強い。同じ名前のメニューもある。
4) メインの具材は羊、鶏肉、魚、海老。
5) 調理方法は、焼く、炊く、煮る、揚げる。

という感じです。

UAEは砂漠で野菜も栽培できず、海で魚をとって、という生活だった一方、インドとは昔から交易があった為、このような特徴の料理になったのでしょう。

 

そしてそんなエミラティ料理を提供する数少ないレストランが、Al Fanar(アルファナール)です。

かなり有名なお店で、複数の店舗があります。まつだが通っているのはこちら。

Ritz Carton Hotelの敷地内にあるにも関わらず、リーズナブルな価格で、アルコールも出ません。
朝8時30分から営業しています。そして22時には閉店(笑) 

外観はこんな感じ。

博物館みたいなお店で、観光客にも面白いつくり。

外の席もあります。

 

店内はこんな感じ。半個室のボックス席もあります。

伝統的なござ席の個室。個室料金がAED150かかります。

 

それでは肝心の料理を。1960年代のドバイの料理を再現したそうです。

前菜盛り合わせ。サモサ、魚のコフタ(すり身のコロッケ的な)、ハボール(魚卵の揚げ物的な)。

Margougat Laham。Saloonaと間違えて頼んだ。
羊肉と野菜とパンのシチュー。パンはすいとんみたいな感じ。

海老のビリヤニ。アラブ料理独自のものでは、マチブースというものがあります。
どちらも炊き込みご飯だけど、マチブースはご飯にも味付けされていて、色も味も濃い。

ルカイマット。モチモチドーナツ。大好物。デーツシロップと共に。

 

民芸品コーナーもあります。

あくまで昔のドバイで使用されていたものの再現にこだわっているからか、
UAE製の商品のみならず、中国製もあります。

 

UAEにきたら試してみてね




2 件のコメント

  • いつも楽しみにしてます。
    丁度お昼時に読んだので、どれも美味しそうに思えましたが、甘党の僕としてはルカマット、美味しそうで一番食べてみたいですね。

    • コメントありがとうございます。モノにもよりますが、なかなか優しくて食べやすい味ですよ。ルカイマットはクセになる美味しさです!が、食べ過ぎるとあとで膨張して苦しいことになります(笑)

  • ozeki haruhiko へ返信する コメントをキャンセル

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