【閲覧注意】中東の“あの”トイレシャワーはどう使えば良いのか?



※ この記事はシモネタであり、なぜか文体もいつもと異なっておりますので、その点 ご留意ください。

 

数ある日本の発明品の中で、爆発的に普及したもの。

その一つが、ウォシュレットである。

TOTOが1982年に発売し、今では日本の一般家庭の8割以上が使用しているという。

トイレ、洗面器などの衛生設備メーカーTOTOは、1982年9月、温水洗浄便座「ウォシュレット」のテレビCMを放送した。
不思議系キャラクターの戸川純が「おしりだって、洗ってほしい。」と語る姿は大きな衝撃を視聴者に与えた。

引用元:https://middle-edge.jp/articles/rkU3q

 

何を隠そう、小生 まつだの誕生日は1982年8月であり、ウォシュレットとはタメであると、共に歴史を歩んできた仲であると言っても過言ではない。

小生が親の手で洗われるようになった一方で、日本国民のおしりが洗われるようになったと考えると、感慨深い。

 

そんなウォシュレットであるが、海外では中々普及しなかった

諸説あるようだが、水道水が清潔でなかったり、硬水で目詰まりを起こしたり、或いはそもそもトイレに電源が無いなど、日本以外での環境下での使用はしづらいというのが、要因として一番納得しやすいだろう。

 

さて、日本国民がおしりを洗うというコンセプトに衝撃を受けていた遥か昔より、そのコンセプトをいち早く実践している民がいる。

それが、イスラム教徒である。

おしりに限らず、清潔であることが信仰において重要とされており、それは礼拝前のお清めなど、行動に現れている。

そんなイスラム教徒の伝統的なおしりの洗い方は、手桶に水を入れ、左手で水をすくっておしりを洗うというものだそうだが、それが独自の進化を遂げた結果がこれだ。

このシャワー、中東、乃至はイスラム圏に一度でも足を運んだ人であれば見たことがあると思う。

とはいえ、積極的に使う人はあまりいないのではないだろうか。

日本人であれば、これを使うくらいなら 携帯ウォシュレットを持参するわ!という人が大半であろう。

更に、中東のトイレは良く水浸しになっている。便座も床もびしょびしょである。

これの元凶が“あの”ハンドシャワーだと考えると、不可解を通り越して、不愉快に転じることになる。

 

が、まつだは思う。このハンドシャワーは素晴らしいと。

そして、正しい使い方さえ覚えれば、むしろウォシュレットをも凌ぎうると。

イスラム式トイレのハンドシャワーの魅力

  1.   洗浄範囲が若干広め (今やウォシュレットだと狭すぎる)
  2.   水圧が強い (ジョウロからケルヒャーレベルまで調整可能)   
  3.   洗浄位置が自由自在 (何せホースなので)

 

さて、ここからが実践編だ。

【イスラム式トイレのハンドシャワーの使い方】
 ※ あくまで自分の経験から生み出したものであり、ムスリムが実際どうやっているかは知りません。 

 1. ハンドシャワーと戯れる。(特に初心者にオススメ)

 まず、水圧を調整する。水圧は蛇口で調整できる。

 
 
 ジョウロレベル
 

 ケルヒャー(※通販でおなじみの高圧洗浄機)レベル
 

 また、水を出すボタンによって、水圧の加減ができるものとできないものがあるので、使い勝手を確認。
 
 この行程を踏むことで、ボタンを押したら いきなりとんでもない量の水が…という事態を避けられる。 

 

2. おしりを洗う

 これは、利用者にインタビューした結果でもなんでもなく、当方の単なる憶測なのだが、
 こうやって使っている人が多いのではないだろうか。

 
 つまり、ホースをおしりの後ろに持っていくやりかたである。
 ウォシュレットも後ろからノズルが出てくるわけで、日本人としてはイメージしやすい。

 しかし、これが大きな失敗のもとだ、と、当方は考える。

 まず、ホースの目視ができないので狙いがつけ辛い。

 そして、狙いをつけ損なった場合には、水が勢いよく前方に噴射し、着ている服や周辺を濡らすのである。

 また、もしかしたらおしりを通過した水が他に四散しているのでは?と想像すると、あまり気持ちの良いものでは無い。

 まさにOh, Shit! と言わざるを得ない状況だ。
 
 

 そこで実践すべきは、ホースを股の間に通すやり方である。これが肝だ。

    

 そして、できることならば、腰をできるだけ浮かさず、座ったままで洗うことが望ましい。
 (画像だと浮かせてしまっているが)

 たかがこれだけことであるが、洗浄精度は明らかに違ってくるはずである。

 まず、ホースの目視ができるので、狙いがつけやすい。また、手の可動域的にも、前から狙う方が楽である。

 腰を浮かさないので、おしりと便座が織りなすカバーから、外に水が飛び散りにくい。

 また、万が一水が飛び散ったとしても、先には便器のフタしかない。自身への被害は軽微である。

 慣れてきたら、手動ムーブなど、応用技に挑戦してみるのが良かろう。

 

是非お試しあれ。

マスターすれば、イスラム圏のトイレが快適に転じること間違いなし。
特に、湾岸諸国は、水道水は造水プラントによって作られた水なので、清潔だ。

 

 

<余談>
 
ただし、このやり方が有効なのは、洋式トイレの場合である。

中東の伝統的なトイレは和式のような形をしているが、その場合は通用しないと思われる。

ちなみに、エミラティの友人宅にお邪魔した時には、トイレは洋式であったものの、トイレットペーパーは置いていなかった。

聞いてみると、やはり、水と手だけで洗浄するのだという。

いくらなんでも、紙無しは厳しいぞ…。そもそもどうやって洗いきるのか。手でおしりを拭くのか。

 

 

そりゃあ、左手使って食事する気にはなれんわ。

 

 




6 件のコメント

  • なかなかの水圧ですよね。トイレ掃除と掃除の時バケツに水を入れるのに便利〜って程度ですが。w

    • こんにちは!もう当地生活をスタートされたようですね!是非一度、本来の使い方をお試しください(笑)

  • それがですねー11月中旬にはアブダビに移ったのですが、諸事情により1月からニューヨークに来ておりまして、グリニッジビレッジ界隈でコーヒーショップ巡りしております。8月にはアブダビに戻る予定ですので、また講習会やってくださいね!

    • おお、それは良い?諸事情ですね。8月とは言わず、もう少しNYにいた方が…(笑) 8月の中東は暑いですからね。

  • はじめまして。
    5年以上アブダビに住んでますが、最近、おしりシャワー(こちらでいうとトイレシャワーですね)について、新しい発見をしたんです!
    そ・れ・は、おしりシャワーに強弱があり、使い分けられるということです!
    おしりシャワーのトリガーがありますよね?それを押すようにして使ってますか?それとも引くようにして使われてますか?
    押すのと、引くのとでは、シャワーの強弱が違うんです。私の部屋のトイレにあるおしりシャワーは押すとスポット的なシャワーで、引くと優しいシャワーになります。夫のトイレはその逆です。
    その機能がトリガーに付いているのなら、更に快適なトイレタイムが過ごせるかと思います。
    スポット的なシャワーなら、左手は不要となることもあるかもしれません。
    ぜひ、お試しくださいね。

    • はじめまして。レバーの押し引きができるのは知っていましたが、強さの強弱は意識していませんでした!でも、片手でレバー引くなんてどうやって…と思いや、本体とレバーの間に指挟めば意外と簡単にできますね(^^;) 情報ありがとうございます!

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